ATML : ATMLリファレンス
    ATML(ARENA Tiny Music Language)の書式を説明します。

    記号はすべて半角で記述してください。ATMLはQuickTimeのMusicComponentを利用して楽曲を演奏します。最大同時発音数は12に設定されています。音符の分解能は秒間300分割です。"

    ■コマンド系
    コマンドはどの位置にも入れることができます。曲の間に音色を変えたり、テンポを変えることができます。(括弧の中は例です)

    ・t+数字:演奏のテンポを決めます。数字は1分間の4分音符の数をあらわします。(t120)
    ・n+数字:音色を決めます。GM音源のノート番号に準じます。(n41)
     ノート番号の参考(河合博範氏による)
     http://www.tanimoto.nuee.nagoya-u.ac.jp/~kawai/music/data/gm_prog.html
    ・v+数字:ボリュームを決めます。100でMax。(v90)
    ・l+数字:音長を決めます。64で100%、128とすると倍に延ばして、次の音と半分重ねることができます。(l128)

    ■音譜系
    ・cdefgab:"ドレミファソラシ"の音階をあらわします。
    ・r:休符

    音譜の前には、以下の記号をつけることができます。基準、下2、上2で、合計5オクターブの音域が使えます。

    ・#:半音上げる
    ・+:1オクターブ上げる
    ・++:2オクターブ上げる
    ・-:1オクターブ下げる
    ・--:2オクターブ下げる

    音譜の後には、数字で音長を指定できます。

    ・1:全音符
    ・2:2分音符
    ・4:4分音譜
    ・8:8分音譜
    ・16:16分音譜
    ・32:32分音譜

    後ろに"."をつけると付点つきになります。

    ・2.:付点2分音符
    ・4.:付点4分音譜
    ・8.:付点8分音譜

    音長を省略した場合、直前に設定された音長を採用します。

    英字は大文字でもかまいません。

    複数の音符記号を括弧で囲むと、和音を演奏することができます

    (ceg):ドミソの和音を演奏します。

    和音の音長は、和音の最初の音に指定してください。括弧の中で複数の音長が設定された場合、全体の音長として最後に設定された音長が採用され、それぞれの音の長さ分だけ音が奏でられます。

    また、括弧の中で音色を変更することもできます。

    ■マルチトラック
    文字列を"/"で区切ることにより、マルチトラックのデータを演奏することができます。最大8トラックまでで、それ以降のトラックは無視されます。

    ■コメント
    データ中に[]で囲まれた文字列は、コメントとして無視されます。


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